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板垣 正文; 三好 慶典; 広瀬 秀幸
Nuclear Technology, 103, p.392 - 402, 1993/09
被引用回数:4 パーセンタイル:44.87(Nuclear Science & Technology)任意の正多角形に対する幾何学的バックリングは、対応する外接円の半径をRcとする時、Bg=(a/R)の形式で与えられることが判った。ここで定数aは多角形の種類によって決まり、正方形では、辺の数が無限個とする極限に相当する円に対しては2.405の値がとられる。近年、研究が進められている新しいコンピュータ解法である多重相反境界要素法を用いて広範なサーベイ解析を行なったところ、定数aの値は典型的な正多角形である、正三角形、正五角形、正六角形及び正八角形の各々に対して、4.190、2.821、2.675及び2.547のように計算された。今回の一連の解析を通して、多重相反境界要素法は任意形状を持つ体系の幾何学的バックリングを評価する上で極めて有効な解法であることが立証された。